救急外来は緊急疾患の有無を判断し、緊急の対応が必要な患者様に対して悪化しないよう必要最小限の検査・処置を行うところです。一般の患者様は平日午前中の通常外来の受診をお願いします。また、救急外来では救急科医師や当直医師が初期診断を行い、専門医師の緊急的診療が必要であると判断した場合に各科当番医師へ診療を依頼します。初めから専門医師の診療を希望される場合は各科専門外来を受診してください。
従いまして、救急外来は以下のような対応になりますことをご理解お願いします。
- 1.診察の順番は緊急性の有無に応じて変わる事となり、必ずしも受け付け順ではありません。緊急性が高いと判断された患者様は診察の順番が早まります。
そうでないと判断された患者様には診察までにかなりお待ちいただくこともある事をご了承ください。
- 2.救急外来では確定診断がつかない場合があります。(確定診断は後日の専門外来の受診後ではないと分からない事があります。)
- 3.検査は応急処置に必要な最小限の検査しか行いません。
- 4.お薬も必要最小限の処方となります。翌日の専門外来の受診を勧められた場合は必ず受診されてください。
- 5.確定診断や今後の見込みが診察時にはっきりしない場合には、診断書をお渡しできない場合があります。(後日、専門外来の診察の後に診断書の記載を行います。)
- 6.入院が必要な場合でも、当院が満床などで入院ができない時は他院へ紹介する場合があります。
救急外来は、単に休日や時間外も診察するための外来ではありません。「平日、仕事で行けないから」、「夜でもやっているから」、「日中より早く診てもらえるから」などの理由で、救急外来を受診する患者様が多くいらっしゃいます。この結果、救急車で搬送されてきた患者様や重症の患者様の診察に支障をきたす場合があります。救急外来本来の目的である緊急の対応が必要な患者様のために以上ご理解頂きご協力をお願いします。
小波瀬病院 病院長