小波瀬病院は京築地域の救急医療に力を入れており、平成21年より24時間体制でドクターカー(救急車タイプ)の運用を開始しました。さらに今回ラピッドカー(乗用車タイプ)の整備も整い、2台体制での運用を開始します。ドクターカーは高規格救急車を使用し、さまざまな医療機器を搭載しています。そのため医師・看護師を現場まで搬送すると共に、初期診療後患者を病院まで搬送することができる車両です。しかし車両が大きいため専用の運転手と運転補助者が必要となります。ラピッドカーは、ラピッド・レスポンス・カーと呼ばれ、医師を含め救急スタッフを現場まで迅速に派遣するための車輛となります。乗用車タイプの為、患者の搬送はできませんが、医師・看護師のみで出動も可能となりさらに、4輪駆動車なので悪路にも対応し、迅速に現場に到着することができます。今後は、各消防本部との連携を強化し、この2台の車両を活用することで、救急医療のさらなる向上を図っていきます。
小波瀬病院 病院長 救命救急科部長 山家 仁
ドクターカー運行担当 救急外来看護師長 九十九 俊充