健康管理センターからのお知らせ

胸部CT肺気腫測定

更新日2016.07.21

肺気腫とは?

酸素と炭酸ガスの交換を行っている「肺胞」の組織が壊れ、肺にたまった空気を押し出せなくなる病気です。また、肺胞は一度壊れてしまうと手術をしても薬を飲んでも、弾力を取り戻したり肺胞壁が復活することはありません。 なお、肺気腫の患者の多くは慢性気管支炎を伴っており、その場合「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」という病名が付けられます。

 

 

肺気腫になると?

肺が空気を押しだせないと、息を吸うことが出来ないので、息切れがします。肺にはガスがたまったままになり、膨張していくので、心臓など他の臓器を圧迫するようになります。肺気腫の進展は非常にゆっくりで初期はほぼ無症状です。症状が現れる頃には病気はすでに進行していることが多いです。肺気腫やCOPDは重症化すると、24時間酸素ボンベをつけていたり、好きなものが食べれず、点滴や流動食で栄養を摂るだけだったり、外出は通院だけなど生活はかなり制限されてしまいます。

 

 

肺気腫の治療

現時点でCOPDを根本的に治し、もとの健康的な肺に戻す治療法はありませんが、少しでも早い段階で病気に気づき適切な治療を開始することで健康状態の悪化と日常生活の障害を防ぐことができます。

 

 

胸部CT肺気腫測定の検査方法

 

低線量肺CT検査のデータを利用して、肺気腫の領域を視覚化、数値化し肺気腫病変の程度を示す方法(ゴダート法)によって重症度を分類します。視覚化、数値化することで自分の肺の状態をわかりやすく把握することができます。上図の黄色で表示されている部分が肺気腫の領域、赤枠内が重症度を示します。

 

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