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内臓脂肪CT測定

更新日2016.07.21

○内臓脂肪型肥満とは?

肥満タイプのひとつで、腹腔内の腸のまわりに脂肪が過剰に蓄積している状態。比較的男性に多くみられます。

肥満は皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満に分かれます。 内臓脂肪型肥満は、腹腔内の腸間膜などに脂肪が過剰に蓄積しているタイプの肥満で、下半身よりもウェストまわりが大きくなるその体型から「リンゴ型肥満」とも呼ばれます。男性に多く見られるのも特徴です。またBMIが25未満で、肥満ではないものの内臓脂肪が蓄積している場合もあり、俗に「隠れ肥満症」と呼ばれることがあります。

内蔵脂肪型肥満に高血糖・脂質異常・高血圧が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患をまねきやすい病態が『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)』です。 内臓脂肪の蓄積を防ぐことが心臓病をはじめとする生活習慣病の予防につながります。

このためメタボリックシンドロームの診断基準では、内臓脂肪の蓄積を必須項目としています。この場合の内臓脂肪蓄積とは、CTスキャンでおへその位置で体を輪切りにしたときの内臓脂肪面積が100cm2を超えているものを指し、これに相当する簡便な目安としてウェスト周囲径(男性85cm以上、女性90cm以上)が採用されています。

メタボリックシンドロームの人は、糖尿病を発症するリスクは健常人の7~9倍。心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクは健常人の約3倍と言われています。

 

 

○内臓脂肪CT測定の特徴

※メタボリックシンドロームの診断基準である内臓脂肪の蓄積量を正確に測定することができます。

※視覚的に分かりやすく別々に内臓脂肪と皮下脂肪の蓄積量が測定できます。

※ウェスト周囲径(男性85cm以上、女性90cm以上)の測定では判断の難しい『隠れ肥満』の判定も可能です。

※CTによる内臓脂肪測定はメタボリックシンドロームの診断において最も有効な検査とされています。

 


内臓脂肪の蓄積量を正確に測るには、CTスキャンで断面画像を撮影し、内臓脂肪が占める面積を把握する必要があります。男性も女性も内臓脂肪面積100㎠以上の場合「内臓脂肪型肥満」と判定されます。

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