健康管理センターからのお知らせ

乳腺エコーのご案内

更新日2015.08.11

乳がんの検診のすすめ

日本では、乳がんにかかる女性が増えており、今では年間約5~6万人の女性がかかると推定されています。また、亡くなる方もここ50年間で7倍にも増えています。女性の全年齢層では大腸がんや肺がんで亡くなる方が多いのですが、35歳から64歳では、乳がんが死亡原因の第一位となっています。また、若い世代の乳がんにかかる率が年々上昇しています。若い時から関心を持つことが大事です。

 

乳腺エコーについて

何が分かるのですか?

触診では分かりにくい数mmの小さなしこりを見つける事ができます。

またしこりの状態や性質を観察することができます。乳腺や乳管の状態も分かります。

 

どうやって検査するのですか?

ベッドに仰向けに寝て頂き、検査着の前を開けて頂きます。ゼリーをつけ、超音波を出すプローべと呼ばれる器具を乳房に当てながら乳腺内の様子を観察し異常の有無を検査します。時間は10分~15分程度で、女性の技師または医師が行います。

 

 

 

 

 

 

マンモグラフィーとどう違うの?

マンモグラフィーはエコーがやや苦手とする、微細な石灰化の抽出や乳腺構造の乱れの診断に優れています。X線撮影ですので妊娠している女性には検査できません。(妊婦さん以外の方への被ばく量ですのでご安心ください。)

また、マンモグラフィーは検査時に乳房を圧迫するために痛みを伴いますがエコーは痛みを伴いません。40代未満の方は、乳腺の濃度が密なためマンモグラフィーでは異常が分かりにくいのでエコーをおすすめいたします。

※石灰化・・・がんなどで細胞が死滅すると乳管内にカルシウムの成分がたまり、X線写真で白く写ります。

砂を撒いたような白い点々がある場合は早期乳がんの疑いがあるのでさらに精密検査が必要です。ただし、石灰化があってもがんを発症している、というわけではありません。

 

被ばくの危険性・・・白血病などの発生などの骨髄への影響はほとんどありません。一回の撮影で乳房が受ける放射線量は約0.05ミリシーベルトで、これは一般の人が1年間に受ける自然放射線量の50分の1程度です。

健康上の影響はほとんどないと考えられます。

 

出典 厚生労働科学研究推進事業 公益財団法人日本対がん協会発行「もっと知りたい乳がん」

日本医師会ホームページ

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